アートパネル
般若 和彫りアートパネル
$740在庫あり
光を受けて輝く、龍や鳳凰、花鳥風月。高岡に受け継がれる手彫りの技です。
鏨(たがね)と金槌で金属に絵を彫る伝統技法「彫金」。曾祖父の代から続く家業を四代目の和田瞬佑が受け継ぎ、仏具だけでなく、アニメやゲームなどのポップカルチャーまで、表現を広げている。
鏨(たがね)と金槌で金属に絵を彫る伝統技法「彫金」。曾祖父の代から続く家業を四代目の和田瞬佑が受け継ぎ、仏具だけでなく、アニメやゲームなどのポップカルチャーまで、表現を広げている。
和田彫金工房は、真鍮製の仏具で知られる高岡で、寺院や家庭の仏具に鏨と金槌で彫りを施す工房として始まりました。
仏具への彫金は、日本古来の幻想的な美や物語を表すと同時に、お客様一人ひとりの人生の物語に想いを馳せる仕事です。時には悲しみに寄り添い、時には人生の楽しさを表現してきました。
私は大学を出てゲーム会社で映像制作に携わったあと、高岡へ戻り、家業に入りました。大切にしているのは、金属を加工するだけで終わらせず、物語を形にすることです。伝統技術に、図案のデザインと企画提案の力を合わせ、お客様の想いや歴史、日本の美意識を、長く残る金属に刻んで、時を超えて輝く作品として届けています。歴史の重みを背負いながら、新しい分野にも挑み続けます。
曾祖父の代から彫金を生業とする家に生まれ、父や祖父から和彫り彫金を学びました。和彫り彫金は、鏨と金槌で金属に細工を施す、日本独自の彫刻技法です。
線の太さや深さ、光の反射を細かく調整して、重厚さと繊細さを併せ持つ表情を生み出します。深く彫った彫り口が光を受けて輝くのは、手彫りならではです。レーザー加工は焼いて溶かすため、艶や立体感が出にくく、彫金の品は写真よりも実物のほうがずっと魅力的です。
100年以上受け継がれてきた鏨の技と、素材の特性を引き出す感性で、龍や鳳凰、花鳥風月といったモチーフに、力強さと優美さを宿らせます。
彫れるのは、真鍮、銅、銀、鋼材、チタンなど、使う鏨より柔らかい金属です。素材によって光り方や彫り味が変わるため、試し彫りで確かめてから仕上げます。

和彫り彫金を土台に、図案の制作や、3Dデータを使った原型づくりを組み合わせています。ゲーム会社で培ったCG・映像の経験が、立体的な構成や光の表現に生きています。鋳造や着色などは、職人仲間や専門の会社と力を合わせ、一人では届かない表現につなげています。
楽器やナイフ、アニメ、ゲーム、プロレスなど、さまざまな文化との組み合わせも意識しています。ナイフ作家との出会いからグリップへの彫りが始まり、今は包丁の刃にも彫っています。海外の展示会に出品する機会もあり、訪日のお客様にも喜ばれています。
クリエイターや企業と協業し、伝統と現代の文化が響き合う、幻想的で個性的なものづくりを続けています。「金属で何かを作りたい」という漠然としたご相談も歓迎です。

ものづくりは、モチーフに込められた世界観や物語に想いを馳せることから始まります。日本の伝統的なモチーフには、語り継がれてきた物語や象徴的な意味があります。それは寺社の装飾や仏具だけでなく、現代のアニメやゲームにも息づき、日本独自の世界観をつくってきました。
図案は、ご依頼の聞き取りから考えます。何に彫るのか、誰が使うのか、価格帯はどのくらいか。それらを踏まえて配置や雰囲気を決め、物語を活かした図案を描きます。彫るときの固定の仕方まで考えておくことで、無理のない、美しい彫りにつながります。
伝統と現代をつなぐ意匠づくりを通して、日本の美意識を未来へ紡ぎます。

私の目標は、伝統を守りながら時代の変化に応え、人の心を動かす作品を作り続けることです。荘厳な寺や、熱気あふれる祭りの装飾を前にすると、思わず「おお!」と心が震えます。これからは、ファッションなど、いまの暮らしに近い分野にも挑戦したいです。
2025年には、日本の装飾工芸を世界に発信するクリエイティブチーム「ProjectO」を立ち上げました。コスパやシンプルさが重んじられる時代に、伝統的な装飾文化の魅力を真正面から伝えたいと考えています。

富山県高岡市で、曾祖父の代から続く彫金の家に生まれる
大学卒業後、大手ゲーム開発会社で、遊技機の映像の企画・制作・編集を担当
高岡に戻り家業の和田彫金工房に入る。高岡銅器の彫金業に携わる
アメリカ・ワシントンD.C.で開催されたOTAKONに、オフィシャルゲストとして招待される
四代目として、工房の代表を務める
経済産業省のスタートアップ育成プログラムに参加
装飾工芸の新たな価値を創造するチームを立ち上げ
和田彫金工房 〒933-0916 富山県高岡市大町3-2
Wada Engraving Studio 3-2 Omachi Toyama Prefecture Takaoka, Toyama 933-0916